ヒーローズのコーチングについて(4)

JUGEMテーマ:教育

 

今回は、「勇気づけ」についてお話します。

アドラー心理学では、「ほめるのではなく、勇気づけ」という考えがあると申し上げました。

だからと言って、ほめることをしないということではありません。良くできたらしっかりほめてあげます。

 

これに対して、勇気づけは、良くできていなくても行うことができます。

勇気づけは、ほめるのではなく「生徒の良いところ」、「増やしてもらいたいところ」を指摘してやることです。

生徒ができたところを指摘して、どうやってやったのかを聞いてあげて、そこを考えさせることでそのほかのところも良くなってきます。

 

例えば、「○○君(さん)、今回の数学の期末テストは、点数は前回より少し下がったけどもケアレスミスが無くなったのはいいね。今回はどんなことに気を付けたのかな?」

そう聞かれた生徒は、今回自分が気を付けたことをしっかり思い出して、それをこれからも続けようとすると思います。

 

また、勇気づけは、生徒がやってくれたことに対して、塾長(講師)が自分の気持ちや感謝の言葉を込めて「私メッセージ」で伝えます。

 

例えば、「先生(私)は、○○君(さん)が・・・・・・できるようになって(してくれて)とてもうれしいよ。」または、「・・・・・・・してくれてありがとう。」などです。

 

このように、勇気づけを行うと、生徒は言われなくても、ほめられなくても自分からするようになります。

勇気づけをするためにどんな言葉をかけたらよいのかは、次の「勇気づけのメッセージ」を参考になさってください。

 

貢献や協力に注目する

あなたのおかげでとても助かった。あなたが嬉しそうなので、私もうれしい。

 

過程を重視する

努力したんだね。失敗したけど、一生懸命やったんだね。

 

すでに達成できている成果を指摘する

この部分はとてもいいと思い。ずい分進歩したように思う。

 

失敗をも受け入れる

残念そうだね。努力したのにね。この次はどうすればいいだろう。

 

個人の成長を重視する

この前よりずいぶん上手になったね。一度くらい後戻りしてもしてもいいじゃないか。

 

相手に判断をゆだねる

あなたはどう思う。一番いいと思うようにすればいい。

 

肯定的な表現を使う

気が小さいんじゃなくて慎重なんだろう。謙虚に反省しているんだね。

 

私メッセージを使う

私はそのやり方は好きだ。私はそのやり方をやめてほしい。

 

意見ことばを使う

あなたは正しいと思う。あなたの意見には賛成できない。

 

感謝し共感する

協力してくれてありがとう。やる気があるのでうれしい。

 

よろしかったら、どうぞご活用ください。

ヒーローズのコーチングについて(3)

JUGEMテーマ:教育

 

それでは、当校で行っているコーチングの具体的な内容について、お話しします。

 

当校では、アドラー心理学を基本とするコーチング技法を使って生徒が「本当にやりたいこと、なりたいもの(目的)」を見つけてもらって、それを達成するための目標を決めて、それを実現するためのお手伝いをしています。

 

生徒は本当に自分がやりたいことであれば、途中で困難なことが起きてもきっと乗り越えることができると信じています。

成績を上げることはもちろんですが、生徒のやりたいことの実現に向けて支援しています。

 

コーチングは、日常の授業の合間の時間、定期面談の機会を使って随時行っています。

 

まず、生徒が教室に入ってくるなり、塾長(講師)は「ヒーローインタビュー」と言って生徒が興味のあること、部活動など学校での出来事などについて問いかけて、生徒に気持ちよく話してもらいます。そのために、「あいづち(へー、ほー、なるほど...)」や「基本質問(具体的には、例えば、何のために、もう少し教えて、ほかには...)」を挟みながら、生徒の話に耳を傾けすべて受け入れます。途中で否定したり、指導することはありません。

 

そして、少しいい気分になったところで授業に入ります。

これをすることで、勉強に対するモチベーション(やる気)が向上します。

 

また、定期面談など生徒としっかり話す機会を作って、本格的にコーチングを行います。

 

最初に、生徒に思っていること、話したいことを自由に気持ちよく話してもらいます。

そのために、「あいづち」や「基本質問」を繰り返しながら、生徒の話に耳を傾けすべてを受け入れます。

 

生徒の話を聞く中で、現状を把握し理解することに努めます。そして、「何も制約がなかったとしたら、君はどうなりたいですか?と問いかけをします。

 

そうすると、生徒は「今の自分の成績(実力)ではできないかもしれないが、もしできるとしたら○○をやりたいです。」と答えてくれたりします。

 

なお、、生徒が特にありませんと答えた場合は、「これまでの君の経験の中で一番うれしかったのは何をしている時でしたか?」と聞き返します。

そうすると、しばらく考えて「・・・・・・・をした時です。」などと答えてくれます。

 

こんなふうに、生徒に問いかけを行うことで、生徒自身が本当にやりたいこと、なりたいもの(目的)が見つかります。

 

生徒がやりたいこと、なりたいもの(目的)が見つかれば、それを実現するために今から自分にできることは何なのか(目標)を考えてもらいます。そして、それが決まれば早速実行するように促して、心から生徒を激励します。

 

これが当校のコーチングの流れです。

何のために塾に通うのか、何のために勉強するのか、自分の将来の進路(目的)が決まればおのずとモチベーションが上がり、勉強にも身が入ると思います。

 

生徒は過去の原因があるからできない、変われないのではなくて、自分のやりたいこと(目的)があれば自分を変えることができると信じてコーチングを行っています。

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次回は、「勇気づけ」についてお話いたします。

 

ヒーローズのコーチングについて(2)

JUGEMテーマ:教育

 

当校のコーチングは、「アドラー心理学」を基礎としたものです。それでは、そのアドラー心理学がどんなものなのかを簡単に説明します。

 

アドラー心理学とは?

この心理学を提唱した「アルフレッド・アドラー氏」は、オーストリア出身の精神科医、心理学者です。欧米では「ジークムント・フロイト」及び「カール・グスタフ・ユング」と並ぶ、三大巨頭として評価されています。

 

アドラー心理学で特徴的なものとして、「目的論」と「勇気づけ」があります。

1つ目の「目的論」は、当時、フロイトが提唱していた、人の感情・行動・症状などは、過去を原因として生み出されるという「原因論」に対して、アドラーは、人は過去の原因に突き動かされるのではなく、自ら定めた目的に向かって動いていくという「目的論」を提唱したことです。

 

フロイト心理学の原因論で考えると、「すべての結果には必ず原因がある」と考えると、過去の原因によって運命は決まってしまうということになり、未来を変えることができなくなります。
なので、アドラー心理学では、原因論ではなく目的論で考えるということになります。

 

例えば、引きこもっている人がいるとき、フロイト心理学の原因論では、不安という原因によって、外に出ないのだと考えます。これに対して、アドラー心理学の目的論では、外に出たくないという目的によって、不安という感情を作り出していると考えます。そのため、過去のトラウマも否定します。

 

過去の経験は変えられませんが、今の目的は変えられますので、この考え方によって、過去の経験や、環境、自分の感情にも縛られなくなります。

 

アドラーは、人間が変われないのは、過去のできごとや環境、性格などではなく、今のままのほうが楽であり、変わるのは不安だからだといいます。

 

そのため、アドラー心理学では、「これまでの人生に何があったとしても、これからの生き方に何の影響もない」、「幸せになる勇気を持って、ライフスタイルを選び直しなさい」と教えています。

 

2つ目の「勇気づけ」は、アドラー心理学では「ほめるのではなく勇気づけ」という考えがあります。この考えは子供の成長にとても役に立ちます。

「子供をほめて育てよう」これは一般的によく聞く言葉です。ほめられた子供は喜びますが、これを続けていくとほめられないとやらない子供になることが心理学で分かっています。

あるいは、ほめられないとがっかりしたり、大人にほめられるために自分では望んでいないことをしたりするかもしれません。

 

アドラー心理学の「勇気づけ」は、相手を尊重し信頼することを基本にしています。相手に課題を乗り越えられる活力を与えることにあります。

つまり、自分には目の前の課題を乗り越えられる能力があると相手に思ってもらえるような対応をすることです。

 

勇気づけの効果としては、ご褒美やバツがなくても自ら勉強したり、家事を手伝ってくれたりするようになります

できたことよりも、頑張った過程を認めてもらえるので、チャレンジする子に育ちます

 

なお、その他については、15万部を超える大ベストセラーとなった「嫌われる勇気」という本の中に分かり易く書かれていますので、ご興味ある方はご覧になってください。

 

 

 

ヒーローズのコーチングについて(1)

JUGEMテーマ:教育

当校は、日々の学習指導に「コーチング」を取り入れて成果を上げていますので、この「コーチング」についてお伝えいたします。

 

まず、「コーチング」と聞いて、皆さん何をイメージされるでしょうか。野球やサッカーのコーチがする指導法のこと、、、?  こんな感じではないでしょうか?

 

では、コーチングとは・・・・

コーチの語源は「馬車(coach)」と言われています。「馬車に乗せて目的地までお連れする」というようなイメージでしょうか。

近年、企業の管理職の必須ともいえるスキルとなったのがこのコーチングです。なぜコーチングが企業に取り入れられるようになったのでしょうか。その理由は色々考えられますが、上から押し付けるような目標設定や、ひたすら上から指示を出すだけの教育方法では、思うように部下を育てることができないことが分かったからではないでしょうか。

 

コーチングは、効果的な質問を与えたり、対話によって「目標達成を支援する」コミュニケーションのテクニックです。

コーチングでは、「ゴールはコーチングを受ける人の中にある」と考えます。この考えがとても重要です。つまり、上司(指導者)が部下(被教育者)に無理やりゴール(目標)を押し付けるのではなく、部下(被教育者)自身の内側からゴールを導き出し達成まで支援を行うというのがコーチングです。

 

当校は、この考え方に従って、塾長(講師)が生徒に対して「問いかけ」を行って、生徒自身が本当にやりたいこと(目標)を見つけてもらって、それに向かって努力し達成できるようにサポートしています。

 

では、具体的にどんなことを行っているのかをこれから少しずつお話しさせていただきます。

 

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